外壁塗装は何年ごと?劣化サインを見逃さない!適切な時期と選び方のポイント
2024.07.02 (Tue) 更新
マイホームを長く大切に住み続けたいあなた。
住まいの維持管理には、外壁塗装が欠かせません。
しかし、「いつ塗り替えればいいのか」「どんな塗料を選べばいいのか」と悩んでいる方も多いのではないでしょうか。この記事では、外壁塗装の適切な時期や劣化サインの見抜き方、そしてコストパフォーマンスを重視した塗料選びのポイントを解説します。
外壁塗装を検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。
□外壁塗装は何年ごと?適切な目安と判断基準
外壁塗装の耐用年数は、塗料の種類によって大きく異なります。
一般的には、10年〜20年が目安とされています。
しかし、実際の塗り替え時期は、外壁の状態や環境によって大きく変わります。
例えば、日差しが強く雨風の影響を受けやすい場所では、劣化が早まる傾向があります。
そのため、定期的なチェックが重要です。
1: 耐用年数の目安
外壁塗装の耐用年数は、大きく分けて5つの種類があります。
それぞれの塗料の特徴と耐用年数を理解することで、適切な時期に塗り替えを行うことができます。
・ウレタン塗料:耐用年数は8〜10年。
コストパフォーマンスに優れ、光沢のある塗膜を形成します。
・シリコン塗料:耐用年数は10〜15年。
最も人気が高く、コストパフォーマンスに優れた塗料です。
・ラジカル塗料:耐用年数は14〜16年。
近年登場した新しい塗料で、耐久性とコストパフォーマンスに優れています。
・フッ素塗料:耐用年数は15〜20年。
耐久性に優れ、長期間美しい状態を保つことができます。
・無機塗料:耐用年数は5〜25年。
シリコンやフッ素塗料に無機質な材料を混ぜることで、さらに耐久性を高めた塗料です。
2: 目視でのチェックが重要
外壁の劣化サインを見逃さないように、定期的に目視でチェックすることが大切です。
特に、以下のサインが見られた場合は、塗り替えを検討する時期と言えます。
・チョーキング現象:外壁を触ると白い粉がつく現象。
塗膜が劣化し、表面が剥がれ始めているサインです。
・塗膜のはがれ:塗膜が剥がれて、下地が見えている状態。
雨水や紫外線による影響で、塗膜の密着性が低下しているサインです。
・ヒビ割れ:外壁に細かいヒビ割れが入っている状態。
地震や温度変化による影響で、外壁に負荷がかかっているサインです。
・コーキング剤のはがれ:外壁の継ぎ目に塗布されているコーキング剤が剥がれている状態。
雨漏りの原因となるため、早急に補修が必要です。
・カビや藻の発生:外壁にカビや藻が生えている状態。
湿気や汚れが原因で、塗膜の防水性が低下しているサインです。
・サビ:鉄製の部材にサビが発生している状態。
腐食が進み、構造上の問題に繋がる可能性があります。
□外壁塗装を見送れない!劣化サインを見つけるチェックポイント
外壁の劣化サインを見つけるには、普段から注意深く観察することが重要です。
特に、以下のポイントに注目して見てみましょう。
1: 高所は足場を組んでチェック
外壁の上部や屋根部分は、目視で確認しづらい場所です。
安全に確認するためには、足場を組んで専門業者に依頼するのがおすすめです。
2: 外壁全体をくまなくチェック
外壁全体をくまなく観察し、小さな変化も見逃さないようにしましょう。
特に、目地の部分やコーキング剤の周辺は、劣化しやすい箇所です。
3: 同じ箇所の経年変化をチェック
同じ箇所を定期的にチェックすることで、劣化の進行状況を把握することができます。
写真撮影など記録を残しておくと、より効果的です。
4: 専門業者に相談
外壁の劣化が気になる場合は、専門業者に相談することをおすすめします。
専門業者なら、適切な診断とアドバイスを受けられます。
□まとめ
外壁塗装は、住まいの耐久性と美観を保つために欠かせないメンテナンスです。
適切な時期に塗り替えを行うことで、住まいの寿命を延ばし、快適な生活を送れます。
この記事を参考にして、ご自身の家の外壁の状態をチェックし、必要があれば早めに専門業者に相談するようにしましょう。