外壁塗装の乾く時間は大きく分けて4段階ある!それぞれの状態と短縮するコツを解説!
2024.08.14 (Wed) 更新
外壁塗装を検討する時に、どうしても気になってしまうのが、塗料の乾く時間です。
できるだけ短い期間で塗装を終わらせたくても、季節や天候によっては、なかなか塗料が乾かないことも。
そこで、今回の記事では、外壁塗装の乾く時間を4段階に分け、それぞれの段階の状態と、短い期間で塗装を終わらせるためのポイントをご紹介します。
□外壁塗装の乾く時間はどうやって決まる?
外壁塗装の乾燥時間は、塗料の種類や性質によって大きく変わります。
同じ塗料でも、気温や湿度などの環境によって乾燥時間が異なることも。
ここでは、外壁塗装が乾く時間を4段階に分けて解説します。
1:指触乾燥
指触乾燥とは、塗膜に指で軽く触れた際に、塗料が指に付かない程度の乾燥状態です。
この段階では、塗膜はまだ完全に乾燥しておらず、強い力で触ると傷ついてしまう可能性があります。
指触乾燥までは、塗装後1〜2時間程度で完了します。
2:半硬化乾燥
半硬化乾燥とは、塗膜を軽く擦っただけでは傷が付かない程度の乾燥状態です。
半硬化乾燥までは、塗装後、数時間から1日程度で完了します。
3:硬化乾燥
硬化乾燥とは、塗膜を強く擦ったり、押したりしても傷が残らない乾燥状態です。
この段階では、目視では完全に乾燥しているように見えますが、塗膜の内部ではまだ硬化が続いています。
硬化乾燥までは、塗装後、約1週間程度で完了します。
4:完全乾燥
完全乾燥とは、塗膜の内部での硬化が完了した状態のことを指します。
この段階では、塗膜は完全に硬化し、耐久性も高まり、完全乾燥までは、塗装後、2週間から1ヶ月程度で完了します。
□外壁塗装の乾燥時間を短縮する方法
外壁塗装の乾燥時間を短縮できれば、作業効率が上がり、早く新しい外壁を楽しめます。
ここでは、乾燥時間を短縮するための3つの方法をご紹介します。
1:温暖な季節に塗装を行う
外壁塗装の乾燥時間に最も影響を与えるのは、気温と湿度です。
気温が高く、湿度が低い環境では、塗料の乾燥速度が速くなります。
そのため、外壁塗装を行う際は、温暖な季節を選ぶことが大切です。
特に春や秋は、気温も湿度も安定しているため、外壁塗装に最適な季節です。
2:風通しを良くする
風通しが良い環境は、塗料の乾燥を促進します。
窓や扉を開け、空気の流れを作り出すことで、塗料中の溶剤が蒸発しやすくなります。
ただし、強風は塗膜の乾燥ムラや剥がれにつながる可能性があるため、注意が必要です。
3:油性塗料を使用する
一般的に、油性塗料は水性塗料よりも乾燥時間が短いです。
これは、油性塗料に含まれる有機溶剤が、水性塗料に含まれる水よりも揮発しやすいことが影響しています。
ただし、油性塗料は水性塗料に比べて、臭いが強く、環境への影響が大きいなどのデメリットもあるため、使用する塗料は、用途や環境に合わせて適切に選択する必要があります。
□まとめ
外壁塗装の乾燥時間は、塗料の種類や性質・気温や湿度などの環境によって異なります。
乾燥時間を考慮して、適切な時期に塗装を行うことが大切です。
できるだけ塗料が乾く時間を短縮したいと考えている方は、温暖な季節に塗装を行う・風通しを良くする・油性塗料を使用するなどの方法を試してみてください。
この記事が、お客様の外壁塗装の計画に役立てば幸いです。