見つけたらすぐに補修!外壁塗装後のピンホールの原因について解説
2024.09.02 (Mon) 更新
外壁塗装をしたはずなのに、外壁に小さな穴が見つかることがあります。
その穴はピンホールといい、塗装の乾燥段階で発生しやすいものです。
ピンホールは見た目が悪くなるだけではなく、建物の劣化につながる可能性もあります。
そこで、今回は外壁塗装後のピンホールの原因と対処法について解説します。
□塗装後のピンホールとは?
ピンホールとは、塗膜表面にできる小さな穴のことです。
針で刺したような、または小さな気泡のような見た目で、見た目に影響があるだけでなく、そこから水が浸入し、建物の劣化につながる可能性もあります。
*ピンホールが発生しやすいタイミング
ピンホールは、塗装の乾燥段階で発生しやすいです。
特に、塗料が完全に乾く前に次の工程に移ってしまうと、塗膜内部に空気が閉じ込められ、それがピンホールとなって表面に現れてしまうことがあります。
*ピンホールの原因
ピンホールの原因は、施工不良だけではありません。
1: 塗料の希釈率
塗料の希釈率が適切でないと、塗料の粘度が変化し、空気を含みやすくなってピンホールが発生する可能性があります。
2: 塗装環境
気温や湿度が適切でない環境で塗装を行うと、塗料が十分に乾燥しません。
3: 塗装技術
塗装の技術が未熟だと、塗料の塗りムラや空気の混入が起こり、ピンホールの原因となります。
4: 下地処理
下地処理が不十分だと、塗料の密着性が低下してしまいます。
ピンホールは、塗装後すぐに発生するとは限りません。
乾燥が進むにつれて、徐々に現れてくる場合もあります。
そのため、塗装後しばらくは、建物の状態をよく観察することが大切です。
□ピンホールを発見したらすぐに補修
ピンホールを発見したら、慌てずに対処しましょう。
1: 保証期間を確認する
まずは、塗装工事の保証書を確認しましょう。
保証期間内であれば、施工業者が無料で補修してくれる場合があります。
2: 施工業者に連絡する
保証期間内であっても、保証内容によっては、ピンホールの補修が対象外となる場合があります。
そのため、まずは施工業者に連絡し、状況を説明しましょう。
3: 第三者機関に相談する
施工業者との話し合いがうまくいかない場合や、施工不良が疑われる場合は、第三者機関に相談することも有効です。
消費者センターや建築士会などに相談することで、客観的な意見やアドバイスを得ることができます。
*ピンホールの補修方法
ピンホールの補修方法は、ピンホールの大きさや数、場所によって異なります。
・小さなピンホール
小さなピンホールであれば、パテやシーリング材で埋めれば問題ありません。
・大きなピンホール
大きなピンホールや、複数のピンホールがある場合は、部分的な塗り直しが必要となる場合があります。
□まとめ
ピンホールは、塗装後のトラブルとしてよく見られるものです。
しかし、適切な対処法を知っていれば、慌てずに対応できます。
ピンホールを発見したら、まずは保証書を確認し、施工業者に連絡しましょう。
ピンホールを補修して、安心安全な住まいを維持しましょう。