外壁塗装前後のトラブルを避ける!予防策とトラブル発生時の対処法
2024.09.16 (Mon) 更新
外壁塗装は、家の価値を維持し、美観を向上させるための重要なメンテナンスです。
しかし、高額な工事だけに、トラブルなくスムーズに工事を進めたいと考える方は多いのではないでしょうか。
今回は外壁トラブルを防止するための対策とトラブルが起きた際の対処法について解説します。
□外壁塗装トラブルの原因と対策
外壁塗装で起こりやすいトラブルは、大きく分けて「契約内容に関するトラブル」、「仕上がりのトラブル」、「建物や自動車の破損」、「近隣住民からのクレーム」、「手抜き工事」の5つに分類されます。
それぞれの特徴と具体的な対策を解説していきます。
1: 契約内容に関するトラブル
外壁塗装の契約では、塗料の種類、色、工期、費用など、様々な項目が決められます。
トラブルを防ぐためには、契約前にこれらの項目をしっかりと確認することが重要です。
・色
色見本で決めた色は、実際に塗ってみるとイメージと異なる場合があります。
そのため、サンプルを実際に外壁に塗ってもらうなどして、納得のいく色を選ぶようにしましょう。
・工期
工期が短すぎると、手抜き工事の可能性があります。
また、長すぎると生活に支障をきたす可能性があります。
2: 仕上がりのトラブル
外壁塗装の仕上がりは、使用する塗料や職人の技術によって大きく左右されます。
トラブルを防ぐためには、施工中の工程をしっかりと確認することが重要です。
・下地処理
下地処理は、塗料の密着性を高め、耐久性を向上させるために重要な工程です。
下地処理が適切に行われていないと、塗料が剥がれやすくなったり、ひび割れが発生したりする可能性があります。
・塗り重ね
外壁塗装は、通常3回塗り(下塗り、中塗り、上塗り)が基本です。
工程を省いていないか確認しましょう。
3: 建物や自動車の破損
外壁塗装の工事中には、足場や塗料が建物や自動車に飛散し、破損してしまうことがあります。
トラブルを防ぐためには、事前に対策を講じることが重要です。
工事を行う前に、建物や自動車をビニールシートなどで覆い、塗料が飛散しないようにしっかりと養生しているかを確認しましょう。
4: 近隣住民からのクレーム
外壁塗装工事は、騒音や粉塵が発生するため、近隣住民からのクレームが発生しやすいです。
トラブルを防ぐためには、事前に近隣住民に挨拶回りを行い、工事内容を説明しておくことが重要です。
工事開始前に、近隣住民に挨拶回りを行い、工事期間や時間、騒音や粉塵対策について説明しましょう。
5: 手抜き工事
手抜き工事は、外壁塗装の耐久性を低下させ、早々に再塗装が必要になる可能性があります。
トラブルを防ぐためには、業者の評判や施工実績を事前に確認することが重要です。
□外壁塗装トラブル発生時の対処法
外壁塗装のトラブルが発生した場合、冷静に対処することが重要です。
トラブル発生時の対処法を解説します。
1: トラブル発生時の記録
トラブルが発生したら、まず状況を記録しましょう。
状況を客観的に記録するために、写真や動画を撮影します。
また、トラブルの内容、日時、場所などをメモに書き留めましょう。
2: 業者との確認
トラブルが発生したら、まずは業者に連絡し、状況を説明しましょう。
契約書を確認し、トラブルに関する条項や保証内容などを確認します。
3: 相談窓口への問い合わせ
業者との話し合いがまとまらない場合は、相談窓口に相談しましょう。
相談窓口は消費者センター、建設業協会、弁護士などです。
□まとめ
外壁塗装は、家の価値を守るための重要なメンテナンスです。
トラブルを防ぐためには、契約前にしっかりと確認を行い、施工中の工程をしっかり確認することが重要です。
トラブルが発生した場合には、冷静に対処し、記録を残す、業者に連絡する、相談窓口に相談するなど、適切な行動をとりましょう。