外壁にできるコケの原因|発生しやすい外壁材を解説
2024.11.10 (Sun) 更新
外壁にコケが生えてしまい、見た目が悪くなって困っている方も多いのではないでしょうか。
コケは、放置すると外壁を傷めるだけでなく、家の寿命を縮めてしまう原因にもなります。
この記事では、外壁にコケが生える原因や、コケが発生しやすい外壁材と発生しにくい外壁材について解説します。
□外壁のコケの原因|なぜ生えるの?
外壁にコケが生える原因は、大きく分けて以下の4つが考えられます。
1: 日当たり・風通しの悪さ
日光が十分に当たらず、風通しが悪い場所は湿気がこもりやすく、コケの発生が促されます。
湿気が溜まることで、外壁が常に湿った状態になり、コケの繁殖条件が整いやすくなります。
2: 水場が近くにある
近くに湖や川などの水場があると、周囲の湿度が高くなり、コケが生えやすい環境が作られます。
湿度が高いと外壁が常に湿った状態になり、コケが繁殖しやすくなります。
3: 木々が家の近くにある
木々が近くにあると、コケの胞子が風に乗って運ばれやすくなります。
また、落ち葉や木の枝が外壁に触れることで湿気が溜まりやすくなり、コケの発生が促進されます。
4: 外壁の劣化
外壁が劣化してひび割れや隙間ができると、そこから水分が浸透しやすくなり、湿気がこもります。
これによりコケが生えやすい状態が作られます。
□コケが発生しやすい外壁材と発生しにくい外壁材
外壁の素材やデザインによっても、コケの発生しやすさが異なります。
1: コケが生えやすい外壁材
・モルタル壁
モルタルは吸水性が高いため、湿気を吸収しやすくコケが繁殖しやすいです。
・リシン壁
リシンはモルタル壁に砂を混ぜた仕上げで、表面に凹凸があるため、コケが付着しやすく、汚れも落ちにくい傾向があります。
・ALC壁
ALC(軽量気泡コンクリート)は吸水性が高いため、湿気を吸いやすくコケが繁殖しやすい特徴があります。
2: コケが生えにくい外壁材
・金属製サイディング
金属製サイディングは、水に強く、コケや汚れが付きにくい素材です。
・タイル
タイルは、表面が滑らかで、水や汚れをはじきやすい素材です。
・フッ素、シリコン系塗装
フッ素、シリコン系塗装は、撥水性や防汚性に優れており、コケの発生を防ぎます。
□まとめ
外壁にコケが生える原因は、日当たりや風通しの悪さ、水場が近い、木が近くにある、外壁の劣化など、様々な要因が考えられます。
外壁材によっても、コケの発生しやすさが異なり、モルタル壁やリシン壁、ALC壁などはコケが発生しやすい一方、金属製サイディングやタイル、フッ素やシリコン系の塗装はコケが発生しにくいです。
コケの発生原因を理解し、適切な対策方法を選択することで、美しい外壁を保ち、家の寿命を長く保ちましょう。