外壁塗装の下塗りはどれくらいで乾燥する?|目安時間や短縮方法を解説
2024.11.18 (Mon) 更新
外壁塗装の下塗り工程は、塗料がしっかりと密着し、耐久性を高めるために非常に重要な工程です。
なかでも、下塗り乾燥時間は、次の工程への影響を大きく左右します。
この記事では、外壁塗装の下塗り乾燥時間について、その重要性や乾燥時間の目安、短縮方法について詳しく解説します。
□外壁塗装の下塗り乾燥時間とは?
塗装から完全に乾燥するまで、以下の4段階の硬化反応があります。
1: 指触乾燥
表面が乾いて、触っても塗料がつかなくなる状態です。この段階は、塗装後1〜2時間程度で達成しますが、内部はまだ乾燥していないため、強く触ると塗膜が破れることがあります。
2: 半硬化乾燥
軽くこすっても傷がつかなくなり、次の塗り重ねが可能になる状態です。この段階までには数時間から1日ほどかかります。
3: 硬化乾燥
塗膜が完全に硬化し、手で触れても傷がつかない状態です。強度が増し、塗膜がしっかりとした耐久性を持ちます。この段階に到達するまでに約1週間程度が必要です。
4: 完全乾燥
塗膜の内部まで完全に乾燥し、最大限の強度と耐久性を発揮します。この段階までは、塗装後2週間から1か月程度かかります。
□下塗り乾燥時間を短縮する方法
外壁塗装の下塗り乾燥時間を短縮できれば、工期短縮や作業効率アップに繋がります。
しかし、乾燥時間を短縮するためには、適切な方法を選ぶことが重要です。
ここでは、外壁塗装の下塗り乾燥時間を短縮する方法を3つ紹介します。
1: 温暖な季節での塗装作業
乾燥速度は気温や湿度に左右されるため、気温が高く湿度が低い季節、特に春や秋に塗装を行うことで乾燥を早めることができます。
2: 風通しの確保
塗装時に風通しを良くすると、塗料中の水分や溶剤が蒸発しやすくなり、乾燥が早まります。
ただし、強風が直接当たると塗膜が剥がれるリスクがあるため、適切な風通しを心がけましょう。
3: 油性塗料の使用
油性塗料は水性塗料よりも乾燥時間が短い傾向があります。
溶剤の揮発が早いので、乾燥が速く進みます。
ただし、油性塗料は環境への影響や発火リスクもあるため、使用する際は安全対策が必須です。
□まとめ
外壁塗装の下塗り乾燥時間は、塗料の種類や気候条件によって異なります。
適切な乾燥時間を知ることで、次の工程への影響を最小限に抑え、塗膜の強度や耐久性を向上させることができます。
乾燥時間を短縮する方法としては、温暖な季節に塗装を行う、風通しを良くする、油性塗料を使用するなどが挙げられます。