外壁の色分けと色のバランスを失敗しない選び方のコツ
2024.12.09 (Mon) 更新
新築住宅の外壁の色選びは、家全体の印象を大きく左右する重要な要素です。
せっかくの新築なのに、イメージと違う外観になってしまったら、本当に残念ですよね。
この記事では、外壁の色分けの基本や配色パターン、色のバランスの取り方、そして失敗しないための注意点について解説することで、読者が安心して自分好みの外観を実現できるようサポートします。
配色パターンと色のバランスに注意する外壁の色分け
新築住宅の外壁の色分けは、配色パターンと色のバランスを意識することが重要です。
縦割り、横割り、凹凸の3つのパターンを例に挙げ、それぞれのイメージや特徴を解説することで、読者が自分の好みの外観に合ったパターンを選択できるようにします。
配色パターン
1:縦割り
縦割りとは、家を縦に割る配色方法です。
2色を配色して、家を縦に分割するイメージです。
縦割りにすることで、縦に視線が伸び、家の高さを強調できます。
スタイリッシュでモダンな印象にしたい場合におすすめです。
2:横割り
横割りとは、家を横に割る配色方法です。
2色を配色して、家を横に分割するイメージです。
横割りにすることで、横幅が強調され、安定感や落ち着きのある印象になります。
重厚感を出したい場合におすすめです。
3:凹凸(おうとつ)
凹凸(おうとつ)とは、家のデザインや構造によってベースよりも出ている部分や、逆にひっこんだ部分で色分けをする方法です。
家のデザインを強調できます。
個性的なデザインやおしゃれな雰囲気にしたい場合におすすめです。
色のバランス
色のバランスは、全体の印象を左右する重要な要素です。
基本的には、「70:25:5」の割合を意識しましょう。
ベースカラー70%、メインカラー25%、アクセントカラー5%の割合で配色することで、バランスの取れた美しい外観を実現できます。
ベースカラー:家の外壁のメインとなるカラー
メインカラー:ベースカラーと組み合わせるカラー
アクセントカラー:ポイントとなる部分に使用するカラー
例えば、白い外壁に薄いグレーのアクセントカラーを組み合わせることで、スッキリとしたモダンな印象になります。
逆に、濃い茶色の外壁に明るい黄色のアクセントカラーを組み合わせることで、温かみのある可愛らしい印象になります。
外壁の色選びで失敗しない!注意すべき5つのポイント
外壁の色選びでは、近隣とのバランスや景観ガイドライン、屋根やサッシとの相性など、注意すべき点がいくつかあります。
これらのポイントを解説することで、読者が外壁の色選びで後悔しないようサポートします。
1:近隣とのバランスを考える
お好みの色がある程度決まったら、お住まいの近くを散歩してみましょう。
周りの建物と色のバランスを意識することで、街並みに溶け込む自然な外観を実現できます。
特に、住宅街などでは、周囲の建物との調和を意識することが大切です。
周りの家と全く違う色を選ぶと、浮いてしまい、かえって目立つ印象になる可能性があります。
また、建物の高さや形も考慮し、バランスを調整しましょう。
2:景観ガイドラインに用心を
市区町村によっては、街の景観を損なわないために外壁などの色を決まりに沿ったものしか使用できない「景観ガイドライン」が定められています。
新築を建てる前に、必ず地域の景観ガイドラインを確認しましょう。
ガイドラインに沿わない色を使用すると、建築許可が下りない場合もあります。
3:屋根・サッシ・ドアの色との相性も重要
外壁の色を決める際には、屋根やサッシ、ドアなどの色との相性も考慮しましょう。
それぞれの素材の色や質感によって、外壁の色との組み合わせが変わってきます。
例えば、屋根の色が濃い茶色の場合は、外壁の色を白や薄いグレーにすることで、軽やかな印象になります。
逆に、屋根の色が薄いグレーの場合は、外壁の色を濃い茶色にすることで、落ち着いた印象になります。
また、サッシやドアの色も外壁の色と調和するように選びましょう。
4:軒天井の色
軒天井は、外壁よりも薄めの色を選ぶのがおすすめです。
軒天井は影になりがちなので、濃い色だと暗く重たい印象になってしまいます。
白や薄いグレーなど、明るい色を選ぶことで、軽やかで開放的な印象になります。
5:施工写真の影
実際に外壁の色を塗った建物の写真を見る際には、影になっている部分と日が当たっている部分の両方をチェックしましょう。
光の当たり方によって、色の見え方が変わることがあります。
晴れている日は明るく見える色も、曇りの日は暗く見えてしまう場合があります。
施工写真を見る際は、様々な時間帯や天候での写真を見るようにしましょう。
まとめ
外壁の色選びは、家の外観を左右する重要な要素です。
配色パターンや色のバランス、近隣とのバランス、景観ガイドライン、屋根やサッシとの相性など、様々な要素を考慮して慎重に進めましょう。
この記事を参考に、理想の外観を実現してください。