モルタル壁の補修は自分でできる?危険度チェックと補修手順を解説
2025.01.01 (Wed) 更新
モルタル壁の住宅に住んでいる方へ。
ひび割れや剥がれなど、壁の劣化に悩んでいませんか。
放置すると、住宅の耐久性が低下し、安全性が損なわれる可能性も。
この記事では、モルタル壁の補修について、危険度や具体的な補修方法を解説します。
DIYで安心して補修に取り組めるように、説明しますので、最後まで読んでみてください。
モルタル壁の劣化症状
モルタル壁のひび割れや剥がれは、放置すると深刻な問題につながる可能性があります。
見た目の問題だけでなく、住宅の構造自体に影響を及ぼす場合もあるのです。
そこで、この記事では、モルタル壁の症状を危険度5段階で分類し、それぞれの状態がどれくらい危険なのかを解説していきます。
これにより、あなたは自宅の壁の状態を正確に把握し、適切な対応を検討できるようになるでしょう。
1:大きなひび割れ
0.3ミリメートル以上の大きなひび割れは、構造クラックと呼ばれ、最も危険な状態です。
この状態は、住宅の構造そのものに影響を及ぼす可能性があり、放置すると最悪の場合、倒壊に繋がることも。
早急に当社のような専門業者に相談し、適切な補修を行う必要があります。
2:外壁の浮き剥がれ
外壁の浮きや剥がれは、塗膜の劣化や下地との密着不良が原因です。
放置すると、雨水や湿気が侵入し、さらに劣化が進んでしまうでしょう。
また、剥がれた部分が落下し、怪我をしてしまうリスクもあります。
3:細かなひび割れ
0.3ミリメートル未満の細かなひび割れは、ヘアークラックと呼ばれ、構造クラックほど危険ではありません。
しかし、放置すると、雨水や湿気が侵入し、さらに大きなひび割れに発展する可能性があります。
4:汚れやカビ
モルタル壁に汚れやカビが生えている場合は、見た目の問題だけでなく、健康被害も懸念されます。
カビはアレルギーや呼吸器系の疾患を引き起こす原因となるため、放置せずに適切な清掃を行いましょう。
5:塗膜の劣化
モルタル壁の塗膜が劣化し、色褪せやチョーキングなどが発生している場合は、まだ危険度は低いです。
しかし、この状態は、雨水や湿気を防ぐ効果が低下しているため、早めの塗り替えが必要です。
モルタル壁の補修はDIYでできる!具体的な手順とポイントを解説
モルタル壁のひび割れや剥がれは、自分で補修することも可能です。
DIYで補修に挑戦する際は、適切な手順とポイントを押さえ、安全に作業を進めることが大切です。
ここでは、具体的な補修手順を解説するとともに、DIY初心者でも安心して作業に取り組めるように、必要な工具や材料、注意点などを説明します。
1:補修前の準備
モルタル壁の補修作業を始める前に、まずは適切な準備を行いましょう。
安全に作業を進めるため、以下の準備を必ず行ってください。
・作業に必要な工具や材料を揃える
・作業場所を確保し、周囲に障害物がないかを確認する
・保護メガネ、マスク、手袋などを着用する
・補修箇所を清掃し、汚れやゴミを取り除く
2:ひび割れの補修
ひび割れの補修は、以下の手順で行います。
・ひび割れ部分を清掃する
・ひび割れに補修材を充填する
・補修材を乾燥させる
ひび割れの補修には、エポキシ系やアクリル系などの補修材が使用されます。
補修材の種類によって乾燥時間が異なるため、商品の説明をよく読んでから作業を行いましょう。
3:剥がれの補修
剥がれの補修は、以下の手順で行います。
・剥がれた部分を完全に除去する
・剥がれた部分を清掃する
・モルタルを混ぜて、剥がれた部分に塗布する
・モルタルを乾燥させる
モルタルを混ぜる際は、水を加えすぎると硬化不良を起こす可能性があるため、注意が必要です。
また、モルタルを塗布する際は、周囲の壁面としっかりと密着するように、丁寧に作業を行いましょう。
まとめ
この記事では、モルタル壁の補修について、危険度や具体的な補修方法を解説しました。
モルタル壁のひび割れや剥がれは、放置すると深刻な問題につながる可能性があるため、早期の補修が大切です。
劣化症状の危険度を判断し、状況に応じて適切な対応を行うようにしましょう。
DIYで補修に挑戦する際は、安全に配慮し、適切な手順とポイントを押さえ、作業を進めてください。
わからないことがあれば、当社のような専門業者に相談するようにしましょう。