ガルバリウム鋼板の外壁のメリット・デメリットと選び方のポイントを解説!
2024.12.23 (Mon) 更新
ガルバリウム鋼板の外壁は、そのスタイリッシュなデザインと優れた機能性から、近年注目を集めています。
新築やリフォームを検討する際に、外壁材としてガルバリウム鋼板を候補に挙げる方も多いのではないでしょうか。
しかし、ガルバリウム鋼板はメリットだけでなく、デメリットも存在します。
この記事では、ガルバリウム鋼板の外壁のメリットとデメリットを詳しく解説し、選び方のポイントや注意点について解説していきます。
ガルバリウム鋼板のメリットとデメリットを理解した上で、住宅に最適な外壁材かどうか判断する材料を提供します。
ガルバリウム鋼板の外壁のメリット・デメリットを比較
ガルバリウム鋼板は、鉄にアルミニウムと亜鉛を合金化した鋼板です。
その特徴は、耐久性、デザイン性、機能性に優れている点にあります。
しかし、他の外壁材と比較して価格が高く、傷つきやすいというデメリットも。
ここでは、ガルバリウム鋼板の特徴をより深く理解するために、メリットとデメリットを具体的に比較検討していきます。
ガルバリウム鋼板の外壁のメリット
ガルバリウム鋼板は、他の外壁材に比べて様々なメリットがあります。
1:耐久性に優れている
ガルバリウム鋼板は、アルミニウムと亜鉛の合金を表面にコーティングすることで、サビや腐食に非常に強い外壁材です。
一般的なトタンに比べて、約2~3倍の耐用年数を持つと言われています。
そのため、メンテナンスの頻度が少なく、長期的にコストを抑えられます。
2:軽量で耐震性に優れている
ガルバリウム鋼板は、他の外壁材に比べて軽量です。
軽量であることは、地震などの災害に強いというメリットにも繋がります。
特に、高層マンションや戸建て住宅など、耐震性が求められる建物には最適な外壁材と言えるでしょう。
3:デザイン性に優れている
ガルバリウム鋼板は、金属独特の光沢とシャープなラインを生かした、モダンでスタイリッシュなデザインが特徴です。
近年では、様々な色や形状の製品が開発されており、個性的な外壁デザインを実現できます。
4:防水性が高い
ガルバリウム鋼板は、他の外壁材に比べて隙間が少ないため、雨水の侵入を防ぎやすいという特徴があります。
そのため、雨漏りのリスクを軽減し、家屋を雨水から守る効果も期待できます。
5:メンテナンスがしやすい
ガルバリウム鋼板は、表面が滑らかで汚れがつきにくいため、掃除が簡単です。
また、サビや腐食にも強いので、定期的な塗装などのメンテナンスも不要です。
そのため、長期にわたって美しい外観を保てます。
ガルバリウム鋼板の外壁のデメリット
ガルバリウム鋼板には、様々なメリットがある一方で、デメリットも存在します。
1:価格が高い
ガルバリウム鋼板は、他の外壁材と比較して価格が高めです。
これは、ガルバリウム鋼板の製造工程が複雑で、素材の価格も高いためです。
2:傷つきやすい
ガルバリウム鋼板は、表面のコーティングが薄いため、傷がつきやすいというデメリットがあります。
特に、施工中の傷や、外部からの衝撃による傷には注意が必要です。
傷がつくとサビが発生し、見た目も悪くなるため、注意が必要です。
3:熱伝導率が高い
ガルバリウム鋼板は、金属素材であるため、熱伝導率が高いという性質があります。
そのため、夏は熱を吸収しやすく、冬は冷たくなってしまう傾向があります。
特に、日当たりの良い場所や、屋根にガルバリウム鋼板を使用する場合は、夏場の暑さ対策が必要です。
4:施工が難しい
ガルバリウム鋼板は、他の外壁材に比べて施工が難しいという側面があります。
そのため、施工費用が高くなる可能性があります。
また、施工業者によっては、ガルバリウム鋼板の施工に熟練した技術を持つ業者が少ない場合があります。
そのため、施工業者選びは慎重に行う必要があります。
ガルバリウム鋼板壁の選び方のポイント
ガルバリウム鋼板は、様々なメリットとデメリットがある外壁材です。
そのため、ガルバリウム鋼板を選ぶ際には、メリットとデメリットを比較検討し、総合的に判断することが重要です。
ここでは、ガルバリウム鋼板を選ぶ際のポイントを解説していきます。
1:サンプルを確認する
ガルバリウム鋼板を選ぶ際には、カタログだけでなく、必ずサンプルも確認するようにしましょう。
サンプルを確認することで、カタログだけでは分かりにくい素材感や色合いを実際に確認できます。
また、光や角度によって見え方が変わるため、屋外で様々な角度から確認することが重要です。
2:色や質感、メーカーを比較する
ガルバリウム鋼板は、様々な色や質感、メーカーの商品があります。
自分の好みのデザインやイメージに合わせて、複数の商品を比較検討しましょう。
また、メーカーによって品質や保証内容が異なるため、事前に確認しておくことが大切です。
3:施工費用を確認する
ガルバリウム鋼板は、他の外壁材に比べて施工費用が高くなる傾向があります。
そのため、事前に複数の業者から見積もりを取り、費用を比較することが重要です。
また、施工費用の内訳を確認し、不明な点はしっかりと質問するようにしましょう。
4:メンテナンスのしやすさを確認する
ガルバリウム鋼板は、メンテナンスが比較的楽な外壁材ですが、傷つきやすいというデメリットもあります。
そのため、定期的な点検やメンテナンスが必要になります。
メンテナンスのしやすさについても、事前に業者に確認しておきましょう。
まとめ
ガルバリウム鋼板は、耐久性、デザイン性、機能性に優れた外壁材です。
しかし、価格が高く、傷つきやすいというデメリットも存在します。
ガルバリウム鋼板を選ぶ際には、メリットとデメリットを比較検討し、総合的に判断することが重要です。
この記事で紹介した選び方のポイントや注意点を参考に、後悔のない外壁材選びをしてください。