外壁塗装の浮きとは?原因と対処法を解説
2025.02.09 (Sun) 更新
外壁の塗装が浮いてきて、気になることはありませんか? 小さな剥がれや膨らみでも、放置すると大きな問題につながる可能性があります。
早めの対処が、建物の寿命を延ばし、費用を抑えることにつながります。
今回は、外壁塗装の浮きの原因と、その対処法について、分かりやすくご紹介します。
適切な対応で、安心安全な住まいを守りましょう。
外壁塗装の浮き、原因の徹底解説
経年劣化による浮き
経年劣化は、避けられない外壁塗装の浮きの原因です。
長年の紫外線や雨風による影響で、塗膜は徐々に劣化し、ひび割れや剥がれが生じます。
特に、塗装してから10年以上経過している場合は、経年劣化による浮きの可能性が高いです。
塗膜の劣化により、外壁は雨水や湿気を吸い込みやすくなり、塗膜と外壁の間に水分が浸入することで、浮きが発生します。
定期的なメンテナンスや塗り替えが、経年劣化による浮きを防ぐ有効な手段です。
施工不良による浮き
施工不良も、外壁塗装の浮きの大きな原因です。
下地処理の不足、塗料の乾燥不足、適切な塗料の選定ミスなどが挙げられます。
下地処理が不十分な場合、塗料が外壁にしっかり密着せず、浮きやすくなります。
また、塗料が完全に乾燥する前に次の工程に移行すると、塗膜内部に水分や空気が残り、浮きが発生する原因となります。
使用する塗料と外壁材の相性も重要です。
相性の悪い塗料を使用すると、塗膜の密着性が悪くなり、浮きやすくなります。
下地処理の不足による浮き
適切な下地処理は、外壁塗装の成功に不可欠です。
古い塗膜の除去、高圧洗浄による汚れの除去、そして十分な乾燥が、下地処理の重要なポイントです。
汚れやカビが残ったまま塗装すると、塗料の密着性が低下し、浮きの原因となります。
また、乾燥が不十分な状態での塗装も、塗膜の浮きにつながります。
下地処理を丁寧に、そして時間を十分にかけて行うことが重要です。
乾燥不足による浮き
塗料の乾燥不足は、施工不良の中でも特に注意すべき点です。
下塗り、中塗り、上塗りの各工程で十分な乾燥時間を確保しなければ、塗膜内部に水分が残り、浮きが発生します。
特に、天候不良時の塗装は乾燥に時間がかかり、浮きやすくなるため注意が必要です。
乾燥時間を十分に確保し、天候にも配慮した施工が求められます。
その他塗装浮き原因
上記以外にも、外壁材の種類や、釘打ちの不備、シーリングの劣化などによって、外壁塗装の浮きが発生することがあります。
サイディング外壁の場合は、釘の緩みやシーリングの劣化が原因となる場合が多く、モルタル外壁の場合は、下地の劣化が原因となる場合があります。
浮きの原因を特定するためには、専門家の診断が役立ちます。
塗装浮きを発見したらどうする?
浮きの範囲を確認する
塗装の浮きを発見したら、まずは浮きの範囲を確認しましょう。
小さな範囲であれば、部分的な補修で済む可能性があります。
しかし、広範囲にわたる場合は、全面的な塗り替えが必要となる場合があります。
浮きの範囲を正確に把握することで、適切な補修方法と費用を検討することができます。
専門業者への相談を検討する
外壁塗装の浮きは、原因を特定し、適切な対処を行うことが重要です。
素人が自己判断で補修を行うと、かえって状況が悪化したり、費用がかさむ可能性があります。
専門業者に相談することで、的確な診断と適切な補修方法を提案してもらうことができます。
応急処置と今後の対策
浮きの範囲が小さく、すぐに専門業者に依頼できない場合は、応急処置として、浮いている部分をテープなどで固定するなどの対処法も考えられます。
しかし、これはあくまで一時的な対応であり、早急に専門業者に相談することが重要です。
今後の対策としては、定期的な点検とメンテナンスを行い、早期に問題を発見することが重要です。
また、信頼できる業者を選んで、適切な時期に塗り替えを行うことも重要です。
まとめ
外壁塗装の浮きは、経年劣化や施工不良など様々な原因で発生します。
浮きを発見したら、その範囲を確認し、専門業者に相談して適切な対処を行うことが重要です。
早めの対応が、建物の寿命を延ばし、費用を抑えることにつながります。
定期的な点検とメンテナンスで、美しい外観と建物の耐久性を長く保ちましょう。
信頼できる業者選びも、重要なポイントです。
適切な対処で、安心して暮らせる住まいを守りましょう。