
2025.11.22 更新
外壁塗装の基礎知識【シリコン塗料のメリットとデメリット】
外壁塗装は、長く住み続ける家を守るためには欠かせないメンテナンスです。 しかし、いざ検討を始めると、塗料の種類の多さに戸惑う方も多いのではないでしょうか。 その中でも最もポピュラーである「シリコン塗料」についてについてご紹介します。 シリコン塗料とは シリコン塗料とは、シリコン樹脂を主成分とした塗料で、外壁塗装において広く使われている塗料です。 耐久性・耐候性・汚れにくさ・コストなどのバランスが非常に良いため、戸建住宅の外壁・屋根で定番となっています。 シリコン塗料のメリット 外壁塗装で「シリコン塗料」が選ばれる理由を一言で言うと、いわば“コスパが良い万能タイプ”の塗料であるからです。 耐久性 アクリル・ウレタンより耐久性が高く、ひび割れや色あせに強いです。 価格と耐久年数のバランスが良いため、最も採用されやすいグレードです。 汚れが付きにくい シリコン塗料は表面が親水性で、雨が降ると汚れを浮かせて流してくれる「セルフクリーニング効果」があります。 そのため、外壁が黒ずみにくく、キレイな状態を長く維持できます。 耐候性(紫外線・雨・風)に強い 紫外線に晒される外壁は劣化しやすいですが、シリコン塗料はその影響を受けにくい性質を持っています。 晴天が多い地域や海沿いなどでも安定して使えるのが強みです。 コストパフォーマンスが良い(価格と性能のバランスが優秀) 安価なアクリル塗料やウレタン塗料より長持ちするが、比較的高価なフッ素塗料や無機塗料ほど長持ちはしません。しかし、高価ではない為「価格を抑えつつ適度な耐久性を確保したい」という場合に最適です。 シリコン塗料のデメリット シリコン塗料はコスパが良くて人気ですが、デメリットもあります。塗料を選ぶにあたって、メリットだけでなくデメリットも知っておきましょう。 フッ素塗料、無機塗料ほどの耐久性はない シリコンは中価格帯で性能は良いですが、 「一度塗ったら20年以上もつ」といったレベルではありません。 長期間メンテナンスしたくない人にはやや物足りない場合があります。 種類が多く品質差がある シリコン塗料は各メーカーに多くのラインナップがあり、 水性か油性か 1液か2液か シリコン含有量の違い などで品質・耐久性が大きく変わります。 専門家に相談することが大切です。 ラジカル制御技術を活用したシリコン塗料とは 近年、シリコン塗料の中でも特に注目されているのがラジカル制御技術を活用したシリコン塗料です。 ラジカル制御型シリコンとは、従来のシリコン塗料に「ラジカル(劣化を進める原因物質)を抑える成分」を加えることにより耐久性・耐候性を高めた高性能シリコン塗料のことです。 ラジカル(劣化を進める原因物質)を抑制することで、塗膜の強度と耐久性を大幅に向上させています。 このため、一般的なシリコン塗料と比べて、外的要因によるダメージから壁面を守れるため、長期的な耐候性が期待できるのです。 耐候性が向上することで、塗装後の色あせや剥がれ、さらにはカビや藻の発生も防ぐことができます。 一方、従来のシリコン塗料よりやや割高となりますが、長持ちすることを考えればオススメの選択肢となります。 まとめ シリコン塗料は、総合的なバランスが非常に優秀で、コストパフォーマンスの良い塗料です。 他の塗料と比較し、ご予算、ご希望の耐候年数を考慮して選びましょう。
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